要約の練習

会社の人に要約のアドバイスをもらったので、昨日と同じように朝日新聞の社説を要約してみようと思ったのですが、書いていることが理解できていないと要約ができないという事実に気がついて愕然としました。
新聞はちょっとお休みして、OpenIDの仕様書日本語訳のabstractをさらに要約してみました。

指摘されたこと

  • 表現を変えない
  • 自分のイメージを足さない
  • 言葉の説明は不要

OpenIDの仕様書要約の要約

OpenID AuthenticationはRelying Partyがエンドユーザーのセンシティブな情報にアクセスすることなく、エンドユーザーがIdentifierを取り扱うための信頼できる方法を提供します。
OpenIDは中央集権的ではありません。中心となる権威も存在しません。エンドユーザーは自由にOpenIDプロバイダを選択し、また変更することができます。
この認証スキーマは"AJAX"スタイルのセットアップにより、エンドユーザーが現在居るページから離れる事無く、自分達のアイデンティティをRelying Partyに信用させる事が可能です。
OpenID Authenticationは標準的なHTTP(S)以外のメカニズムに縛られません。
この仕様の中で規定されていない他の情報の交換はこのプロトコルの上で作られる追加されたサービス型を通して示されることが出来るでしょう。
OpenID Authenticationは移植可能なサービスと分散化されたデジタルアイデンティティを提供する為に設計されています。

原文はこちら

OpenID AuthenticationはエンドユーザーがIdentifierを取り扱う際に信頼できる方法を提供します。その方法とはRelying Partyがパスワードのようなエンドユーザーのクレデンシャルやメールアドレスのような他のセンシティブな情報にアクセスする必要のないものです。


OpenIDは中央集権的ではありません。Relying PartyやOpenIDプロバイダを承認したり登録したりする中心となる権威も存在しません。エンドユーザーは自由にOpenIDプロバイダを利用するために選択する事ができ、さらにOpenIDプロバイダを変えたとしても自分達のIdentifierを保つ事が可能です。


このプロトコルではJavaScriptやモダンブラウザを必要とはしませんが、この認証スキーマは"AJAX"スタイルのセットアップで上手く動作します。この事が意味するのはエンドユーザーが現在居るページから離れる事無く、自分達のアイデンティティをRelying Partyに信用させる事が可能だと言う事です。


OpenID Authenticationは標準的なHTTP(S)リクエストとレスポンスのみを利用しているので、User-Agentに対して如何なる特別な機能も要求しなければ、他のクライアントソフトウェアを必要とすることもありません。OpenIDCookieの使用や、Relying PartyやOpenIDプロバイダのセッション管理で、如何なる他の特別なメカニズムにも縛られません。


プロフィール情報の交換や、この仕様の中で規定されていない他の情報の交換はフレームワークを作る為のこのプロトコルの上で作られる追加されたサービス型を通して示されることが出来るでしょう。OpenID Authenticationは移植が可能になるようなサービスのベースとユーザー中心の自由で分散化された方法の中のデジタルアイデンティティ提供する為に設計されています。

OpenID Authenticaion 2.0 - 最終版
Final: OpenID Authentication 2.0 - Final

思ったこと

原文をコピーして、重要じゃない部分を切り落としていくやり方がよさそう。
「○○や○○といった」みたいな具体例を示す部分は何も考えずに切り落とす。
JavaScriptやモダンブラウザを必要とはしません」の部分は、後に出てくる「如何なる他の特別なメカニズムにも縛られません。」と重複しているので切り落とした。
なんとなく「一つの段落では一つのことしか言ってないだろう」と思い込んでたら、二つのことを言ってる段落もあったりして油断ならない。